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<title>『青年の環』論集 (1974年)</title>
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<title>「雨の木」を聴く女たち (1982年)</title>
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<title>「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち (新潮文庫)</title>
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<description>葉のまるい窪みに雨水をため、雨がやんだあともしばらく雫を滴らせるレインツリー。この木を生命の暗喩として使い、命や性のあるがままの姿を著者と同じ境遇の小説家の目を通して語る連絡短編小説。

大江は死が...</description>
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葉のまるい窪みに雨水をため、雨がやんだあともしばらく雫を滴らせるレインツリー。この木を生命の暗喩として使い、命や性のあるがままの姿を著者と同じ境遇の小説家の目を通して語る連絡短編小説。

大江は死がすぐ近くにあると意識して小説を書いており、その死を生の側から見つめることで本書を為している。不遇の友人高安カッチャン、死に際の苦痛を恐れるカルロス、犯され癖のある猪之口さん、本書で大きな位置を占める人物はみなそれぞれのやり方で生き、そして死んだ。読者は大江の視点から彼らの人生をなぞり、大江と彼らの中にあるレインツリーを見出すことになる。暗闇の中でひたひたと雨粒を落とし続けるレインツリーと人の命とは、その神秘性、官能性について重なる。先の見通せない空間で佇む木と、混沌とした世界に生まれふいに死んでいく人類は根本的なありかたが同じなのだ。「人」を表現するために大江は暗喩としてレインツリーを選んだわけだが、見事である。

大江という人の小説を初めて読んで、なにかに納得した。なにかとはある種の矛盾ややるせなさなのだが、それ以上に言葉を選ぶことは難しい。なにに納得したのかは自分でもよくわからないというのもある。しかしそれでよいと思っている。これはそういう小説なのだから。ラッシュ前の7時頃の通勤電車の中で毎朝読んだ。8時前にまだ誰も出社していない会社に着きパソコンを立ち上げて仕事に取り掛かった。まだ脳裏にはストーリーの残影が残っている。高安カッチャンはもう死んでしまったけど大江健三郎によって私は彼を知ることとなった。こうして誰もいないオフィスで仕事に取り掛かっている私は、もしかしたらどこかの物語に登場して誰かに読まれているんじゃないだろうと思う。いやそうじゃない、今は現実で私は生きている・・筈だ。でも微かな不安が沸き上がる。カッチャンは大江健三郎によって記録されたが、私はどこにも登場せずいつか死んで消えてしまうのだ。
レイン・ツリーから滴る雫は、生物が本来持っている本能を邪悪な欲望と諭した社会性の矛盾に陥った歪んだ象徴だ。そんな木はもともと存在しないのだ。
ふと私は物語に入って大学の食堂の椅子に座ってカッチャンと大江の姿を眺めている。いやそうじゃない、私はこれから最低12時間この机で仕事をするのだ、背後で女子社員が私に挨拶をした。そうだ、私は物語にいるのではなく現実の世界で生きているのだ。読みながら自分が変容していく体験をしたことがあるだろうか？ 読む前後で、それまでとはどこか違った人間になったと感じたことは？ 何も妙な精神世界の話をしているのではない。知性とは、絶えず一瞬前の自分を疑い続けるものであり、とどまる事を知らない。その意味では、この小説は、知性的な小説であると言えるだろう。一つの言葉がその前の言葉を打ち消し、一つの章がその前の章を打ち消し、一つの短編がその前の短編を打ち消し、物語は進んでいく。大江健三郎の文体は難解だと言われたり、口の悪い人からは「下手だ」と言われたり、独特なものだが、それも書きながら書いたものを否定し続けて先に進んでいくという、知性的な作業ゆえの文体だと思う。大江健三郎がいかに革新的な作家であり、いかに他の追従を許していないか、この作品を読んで実感してほしいと思います。「雨の木」を主題に置いた短編群です。また、これは彼の作品にあらわれる、エキサイティングな特色だと思いますが、前作をフィードバックさせていくという、（まるで樹木の生成の仕方のような）全体の構造がこの短編集に、（作者自身の目論見を裏切るようなもの。暴力性かもしれないし、、あるいは信仰かもしれないし、、）なんともいいようのない迫力を与えています。著者は、この作品の全体を通して、言葉では伝えられない「こと」の代役を果たすメタファーの力とは何かを、その「こと」を、すなわち「雨の木」を前述の方法論を用い、物語ることで、たしかに伝えているように思えます。これは傑作だと思いました。読書ということが、ある情況において私対本でしか起こり得ない、一回きりの体験だと、改めて実感できました。ã?"ã?®å°?èª¬ã?¯ã??å¤?ã??ã?£ã??å°?èª¬ã??ã?¨æ??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??æ?¸ã??ã??ã??ç??ç¯?å°?èª¬ã??ã??ã??ã??æ-°ã??ã?ªç??ç¯?å°?èª¬ã?'å'?ã??ã??æ??ã??é??ã?ªã??é?£ã?ªã?£ã?¦ã??ã??ã?¨ã?¤ã?®ã??é?¨ã?®æ?¨ã??ï??ã?¬ã?¤ã??ã??ã??ã?ªã??ï??ã?'ã??ã??ã??ã??ã?¨ã??ã?£ã??ä??å"?ã?¸ã?¨ã??ã??ã?"ã?§ã??ã??â?¦â?¦ã??ã??ã??ã??ã??å°?èª¬ã?®ã??ã?£ã?©ã?¯ã?¿ã??ã??ã?¡ã??ã??ã??ã??ã??æ?¸ã??ã??ã??ç??ç¯?å°?èª¬ã?'èª?ã?¿ã??æ??ç'?ã?'æ?¸ã??é??ã?£ã?¦ã??ã??ã??ã??å??ç?ºã?'ã?-ã??ã?-ã??ã??ã??ã??ã?¨ã??ã??ã?"ã?¨ã??ã??è??ã?"ã?£ã?¦ã?-ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã??ã??å??æ?§ç??ã?ªã??ã?£ã?©ã?¯ã?¿ã??ã??ã?¡ã??ã??ç?°æ§?ã?ªã??ã?©ã?®å®?å?¨æ??ã?'ã??ã??ã?-ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã?-ã??ã??èª?ã??ã??ã?-ã??ã??ã??é?¨ã?®æ?¨ã??ã?¨ã??ã??ã?®ã?¯ã??ç??å¤?ä¸?ã?®é©?é?¨ã?'è'?ã??ã??ã??ã??ã??ç¿?æ-?ã?®æ??ã??ã?§ã??ã?®æ?'ã?'ã?-ã??ã??ã??ã??ã??æ?¨ã?®ã?"ã?¨ã?§ã??ã??ã??ã??ã??ã??å®?å®?å...¨ä?"ã?'ã??ã??ã??ã??å£®å¤§ã?ªæ¨?ã??ã?ªã?£ã??ã??ã??ã??ã??ã?-ã??ã?®é??å-©ã?®å??å??ã?'æ??ã??ã?-ã?¦ã??ã??ã??ç§?ã?¯å??ã??æ??å??ã?'ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?§ã?-ã??ã??ç!??æ??æ??ã?®æ??ã??ã??æ??ã??ã??ã??ã??ã?®ã?§ã??ã??â?¦â?¦ã??ã??ã??ã??ã?"ã?®ä??å"?ã?®ä¸?è¦?äººç?©ã?§ã??ã??ã??é??å®?ã??ã??ã??ã?£ã??ã??ã?®æ?¯å??ã?§ã??ã??ã??ã?¶ã??ã??ã?ªã??ã??ï??ã??é??å®?ã??ã?¯ã??ã??ç??ã??ã??ã??ã??ç?'ã?®æ?¨ã??ã??ã??ç??å?'ã??ã??ã?®ã?§ã??ã??ç??ã??ã??ã??ã??ç?'ã?®æ?¨ã??ã?'èª?ã?"ã??æ-?ã?¯èª?ã?"ã?§ã?¿ã??ã?¨ã??ã??ã?-ã??ã??ã?¨æ??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?®ç"?ã??ç??ã?¡ã?¯ã??ã??ã??ã?®äººç"?ã??æ?±ã??é-¢ã??ã?£ã?¦ã??ã??ã??ã??ã?§ã??ã??ã??â?¦â?¦ã??ã??ã??ã?®ã??ã?®ã??å...?ã??ã?"ã??é??ã?®æ?'ã??ã?'æ±?ã??ã??ç??ç"±ã?§ã??ã??æ??æ?©ã??ã??ã??ã??ã?£ã?¦ã??ã??ã?¨æ??ã??ã??ã??ã??æ??å??ã??ã??ã?"ã?®å°?èª¬ã?®ã??ç§?ã??èº?é??ã??ã?-ã?¦èª?ã?"ã??ä¸?ç¯?ã?'ã??ã?'ã?¦ã??ã??ã??ã??ã??ã??å??ã??å??ä??ã?®æ??å??ã?®ã??ã??æ-?ã??ã?®ã?¡ã??è??ã??ã??ã?°æ??ã?¬ç?'å??ã?®ç?¶è¦ªã??ã?"ã??ã??ã?£ã??ã?"ã?¨ã??ã??ã??ã??â??â??ã??ã??ã??ã?®ã??ã??ã??ã??ä?-ã?®äººé-"ã??å'?ã?'æ£?ã?¦ã?¦ã??ã??ã??ã?¯ã??ã?¯ã?ªã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?"ã?¨ã??ã??ã??ã??ã??ã?¨æ??ã?£ã?¦ã?¯ã?ªã??ã?ªã??ã??ã??ã?¿ã??é??ã?®è?¯ã??å??ä??ã??ã?¨ã??ã?¤ã??ã?¤ã??ã??ã??ã??ã?¡ã??!ã??èª°ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã??ã?®äººé-"ã?§ã??ã??ã?®äººè?ªèº?ã?®å'?ã??ã??ã??ã??ã??ã?®å'?ã??ä?¡å?¤ã??ã??ã??ã?¨ã??ã??ã?®ã??ã??ã??è??ã??ã?¦ã??ã??ã??è?...ã??å?ºã?¦ã??ã??ã?ªã?©ã?¨ã??æ??ã?£ã?¦ã?¯ã?ªã??ã?ªã??ã??ã??ã??ã?¯äººé-"ã?®ã??ã?£ã?¨ã??æ?ªã??å??è??ã??ã??è?ªå??ã?¯ã??ã?"ã?ªã?"ã?¨ã??ã?¯ã?ªã??ã?ªã??ã?¨ã??ã??ã??ã?¯ã??ã??ã??ã??ã?-ã??ã?-ã??ã?¤ã??ã?¤ã??ã??ã?¦ç"?ã?£ã??ã??ã??äººé-"ã??ã?¯ã??å??ä??ã?°ã??ã??ã??ã??ã?ªã??ã??å¤§äººã??ã?ªã?£ã?¦ã??ã??ã??ã??æ??ã??ã?"ã?"ã?§ã??ã??ã??ã??ã?®ã??ã?¤ã??ã??ã??ã??ã??ï??ï?°ï?'ï?-ï??ï??ï?'ï?-ï??ï??
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<title>「雁の寺」の真実</title>
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<title>“逆さま流”人間学―見方を変えれば何んでも面白くなる (プレイブックス)</title>
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<title>「近代文学」創刊のころ (1977年)</title>
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<title>「超能力」から「能力」へ―宇宙的な未知の力を身近なソフトウェアに (講談社文庫)</title>
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<description>超能力を持つ人って生まれながらのものと思っていたけど、山岸氏は、ある日突然出来るようになったという。

神がかりなところがあるのかと思いきや、この能力について面倒いなんて言っちゃってる。
目に見えな...</description>
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超能力を持つ人って生まれながらのものと思っていたけど、山岸氏は、ある日突然出来るようになったという。

神がかりなところがあるのかと思いきや、この能力について面倒いなんて言っちゃってる。
目に見えないし信じがたいけど、自分が使えたら面白いと思った。村上龍さんが好きでこの本を購入しました。
世の中には色々な人がいるんだなー
目に見えない世界・・・経験がないからよくわからない
何が本当なんだろう・・興味はあるけどちょっとこわい
書いてあることはわからなくもないけど・・村上龍信者だからついでに読んでみたけど、彼の作品の中では異色な作品だと思う。ある意味あんなリアリストがこんな事にも興味を持っているんだ、と彼の見方が変わった作品。もし本当なら生活が今よりちょっとは楽しくなるような気がする。絶対視せずに「そんなこともあるんだ」的に気軽に読んで見たらいいんじゃないかな。超能力！あったらいいな・・・くらいにしか考えていなかったし、しょせん自分には関係のない世界の話だと思っていました。

実際、村上龍の本というだけで、あまり期待しないで読み始めたのも事実です。

ところが、「超能力、あったらいいな」という感覚から「この本の中で言っている能力は、本当にあるのかも知れないな」という感覚に、読み進めていくうちに少しずつ変化していったのです。そんな自分に驚きもしました。

「超能力」「霊」などをテーマにした、なにやら怪しげで胡散臭い話に終始する他のオカルト本と比べると、かなり真実味のある話だという印象を受けました。

見れるものであれば、この超能力を使っているところを実際に見てみたいし、また、それが自分の何かの役に立つのかも確かめてみたいな、という気持ちにさせてくれた本でした。山岸隆氏という超能力者との対談ですが、著者の村上氏は全く偶然の出会いであるかのように語っているところが面白いです。対談相手の山岸氏はTDEという団体を主催していたわけですが、そこの事務局をしている人は村上龍の親戚（それもかなり近い）です。本書はその団体の宣伝が主目的であることは明白です。

そう言った視点で本書を読むとかなり笑えますし、村上龍自身がTDEの製品のマニアであることを知ると、「これも一種のヤラセでは」と感じます。

でも超能力の説明という点ではそれなりに優れていますから、読んで腹が立つ事はないでしょう。
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<title>「超能力」から「能力」へ―宇宙的な未知の力を、身近なソフトウェアに</title>
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<description>超能力を持つ人って生まれながらのものと思っていたけど、山岸氏は、ある日突然出来るようになったという。

神がかりなところがあるのかと思いきや、この能力について面倒臭いなんて言っちゃってる。
目に見え...</description>
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超能力を持つ人って生まれながらのものと思っていたけど、山岸氏は、ある日突然出来るようになったという。

神がかりなところがあるのかと思いきや、この能力について面倒臭いなんて言っちゃってる。
目に見えないし信じがたいけど、自分が使えたら面白いと思った。村上龍さんが好きでこの本を購入しました。
世の中には色々な人がいるんだなー
目に見えない世界・・・経験がないからよくわからない
何が本当なんだろう・・興味はあるけどちょっとこわい
書いてあることはわからなくもないけど・・村上龍信者だからついでに読んでみたけど、彼の作品の中では異色な作品だと思う。ある意味あんなリアリストがこんな事にも興味を持っているんだ、と彼の見方が変わった作品。もし本当なら生活が今よりちょっとは楽しくなるような気がする。絶対視せずに「そんなこともあるんだ」的に気軽に読んで見たらいいんじゃないかな。超能力！あったらいいな・・・くらいにしか考えていなかったし、しょせん自分には関係のない世界の話だと思っていました。

実際、村上龍の本というだけで、あまり期待しないで読み始めたのも事実です。

ところが、「超能力、あったらいいな」という感覚から「この本の中で言っている能力は、本当にあるのかも知れないな」という感覚に、読み進めていくうちに少しずつ変化していったのです。そんな自分に驚きもしました。

「超能力」「霊」などをテーマにした、なにやら怪しげで胡散臭い話に終始する他のオカルト本と比べると、かなり真実味のある話だという印象を受けました。

見れるものであれば、この超能力を使っているところを実際に見てみたいし、また、それが自分の何かの役に立つのかも確かめてみたいな、という気持ちにさせてくれた本でした。山岸隆氏という超能力者との対談ですが、著者の村上氏は全く偶然の出会いであるかのように語っているところが面白いです。対談相手の山岸氏はTDEという団体を主催していたわけですが、そこの事務局をしている人は村上龍の親戚（それもかなり近い）です。本書はその団体の宣伝が主目的であることは明白です。

そう言った視点で本書を読むとかなり笑えますし、村上龍自身がTDEの製品のマニアであることを知ると、「これも一種のヤラセでは」と感じます。

でも超能力の説明という点ではそれなりに優れていますから、読んで腹が立つ事はないでしょう。
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<item rdf:about="http://22bookshop.shop-search-market.com/detail/09/408746170X.html">
<title>「話して考える」と「書いて考える」 (集英社文庫 お 18-2)</title>
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<description>「暗闇を見えるものとする─精神医学の表現者の思い」に始まり、様々な評論が綴られている。
二葉亭四迷、三島由紀夫というやや遠い世界の人のような人達も、大江健三郎にとっては、先輩であり、身近な存在である...</description>
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「暗闇を見えるものとする─精神医学の表現者の思い」に始まり、様々な評論が綴られている。
二葉亭四迷、三島由紀夫というやや遠い世界の人のような人達も、大江健三郎にとっては、先輩であり、身近な存在であることがわかった。
個々の意見は、違う考え方かなという面もあり、共感できることは少ないかもしれない。
こういう見方もあるのだということを知ることができ、勉強になる評論だと思った。

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<item rdf:about="http://22bookshop.shop-search-market.com/detail/10/4087747271.html">
<title>「話して考える(シンク・トーク)」と「書いて考える(シンク・ライト)」</title>
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<description>大江さんにとって書く事は、我々が食事、睡眠、排泄のように日常の営みの一つであるのだろう。
一流の作家である事は言うまではないが、書くという事に対するハードルの高さ、一度書き上げたものの三度に渡る推敲...</description>
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大江さんにとって書く事は、我々が食事、睡眠、排泄のように日常の営みの一つであるのだろう。
一流の作家である事は言うまではないが、書くという事に対するハードルの高さ、一度書き上げたものの三度に渡る推敲、より良いものを吸収しようとする質の高い読書、（まるで人が体にいいものを食べるように）そして言葉選びにはただ頭が下がる。そして頭に吹き上がってきたエネルギーが紙にアウトプットされていき、それがどんどん美しく完成されていくまでのプロセスには驚かされる。

ご子息が音楽によって、心に溜まっていた全ての感情を吐露したように、大江氏は書くことにより、頭や心に浮かぶもの全てをはき出し、そこから彼の考えはまとまっていき、頭の中が整理できるのであろう。
私のような一般民ではこのように頭に考えが溢れ苦しむことなどないのであるが、頭にある考え（例え噴出していなくても）書いていったら、脳の整理になるのでは、と考える。
そして、こうすることにより理路整然とした話し方も身につくのではないかと思うので実践してみたい。

又この本で紹介されていた、大江氏が敬愛する書き手である中野重治、や佐多稲子の本も是非読んでみたい。 本書のキーワードは「エラボレーション」（＝入念に作ること、労作）である。文学者は、言葉を磨く作業をする。この大文学者も、草稿を二度三度書き直すとのこと。我々の言語生活がほとんど話して考えていることに留意すると、講演などで若い人から「話して考える」ことへの疑問を投げられて、考え直してみたと述懐している。やはり書いて考える論理に近づけることを心得ねばならないと気がついたとのこと。本書は講演の単なる速記録ではなく、著者のエラボレーションである（雅）
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<title>『芽むしり仔撃ち』と初期短篇 (大江健三郎小説)</title>
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<title>「般若心経」を読む―「色即是空、空即是色」--愚かさを見すえ、人間の真実に迫る (二十一世紀図書館 (0001))</title>
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<title>「般若心経」を読む―「色即是空、空即是色」 愚かさを見すえ、人間の真実に迫る (PHP文庫)</title>
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<description>仏教門の左右の柱ともいうべきは般若心経と歎異抄。歎異抄はまだしも口語だし自分なりに解釈できるが、般若心経二六二文字は、文章の論理は分かるが実感がわかない。水上勉さんが大援軍。</description>
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仏教門の左右の柱ともいうべきは般若心経と歎異抄。歎異抄はまだしも口語だし自分なりに解釈できるが、般若心経二六二文字は、文章の論理は分かるが実感がわかない。水上勉さんが大援軍。
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<title>「般若心経」を読む―「色即是空、空即是色」 愚かさを見すえ、人間の真実に迫る (B選書)</title>
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<description>「般若」はサンスクリットでは「ブラジニアー」と読み知恵・真理を意味し、「心経」は真理を貫く教え。単なる知恵のお経ではなく、六波羅実践の道が説かれている。
 著者は九歳半で松庵和尚に「般若心経」を教え...</description>
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「般若」はサンスクリットでは「ブラジニアー」と読み知恵・真理を意味し、「心経」は真理を貫く教え。単なる知恵のお経ではなく、六波羅実践の道が説かれている。
 著者は九歳半で松庵和尚に「般若心経」を教えられる。「まかはんにゃはらみたしんぎょう…」となんべんも口に出して復唱するように言われる。その後になって漢字の「摩訶般若波羅蜜多心経」を学ぶようになる。
 正眼国師の「心経抄」の冒頭「観世音菩薩は、たいへん深い智慧のきわまりを行じおさめられたお方だが、物と心のあつまるところの一切は、そのまま実は空なのだとお悟りになった」は仏教教理の最も肝心なところを言い得ている。
 世の中にあるものはすべて「空諦」の中にある。物も人も、風も月も、みな変化している。
「色不異空」に菩薩は語をついで「空不異色」と言っている。「色が空なら、空も色に異ならず」ということである。言い回しを変えて「色即是空、空即是色」と。耳にタコができるほど周辺の誰もが言っている。色欲の道も、つきつめていくと、結局は空しいと悟ってくる。
「色即是空」を徹底的に説いたのは一休宗純であった。「水鏡」「骸骨」は経の意を、自己流の仮名書きにして、庶民によく分かるように説いたものである。
 本書「復刊のあとがき」に長女蕗子は父水上勉の死に際して「父の魂が光に満たされた虚空へいざなわれていくのを、私は感じ悟りました」と記している。「人は皆、最後は大いなる何ものかに許されるのだ」とも述べている。親の遺志を継いだ言葉であろう。
 
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<title>「自分の木」の下で</title>
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<dc:date>2008-11-10T16:26:16+09:00</dc:date>
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<description> 以前読んだ本から、大江健三郎氏の小説は難解、という印象が強くありましたが、この本は、氏が初めて子供に向けて書いた文章です、ということで読んでみました。
 なぜ子供は学校に行くのか、子供の頃に尊敬し...</description>
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 以前読んだ本から、大江健三郎氏の小説は難解、という印象が強くありましたが、この本は、氏が初めて子供に向けて書いた文章です、ということで読んでみました。
 なぜ子供は学校に行くのか、子供の頃に尊敬していた人はどんな人か、どんなやり方で勉強してきたのか、なぜ子供は自殺すべきではないのか、など氏の子供時代のエピソードを織り込みながら、その時々に感じ考えたことや、今、考えていることなどが淡々と書かれています。
 子供向けの文章とはいえ、内容的には人生論といえるものですので、大人が読んでも自分の今までの生き方やこれからのありようを考えさせてくれる濃い内容となっています。
 私は、大江ゆかりさんの画も、淡くやわらかい色調で、ご夫婦が二人三脚で歩んでこられたような感じがして好きです。なぜ人を殺してはいけないのか。
なぜ自分を殺してはいけないのか。
子供に問われ、実際に大人も自分に問う。
難しかったこの問いについて、
常に問い、何かを探し続けた作家の答えは
取り返せないから。

こんなにすっきりした答えが出てくるとは。
この言葉が唐突に出てくると、ひょっとしたら
違和感を抱くのかもしれませんが、
それを語りだすまでのプロセスがその言葉に
重みを加えている。

普段の大江氏の文章は、複雑なことについて逃げずに語っているだけに
非常に難解な印象を抱きがちだが、
この本は子供に向けであり、
伝えたい言葉を厳選している。

年齢によってはわからないこともあるかもしれない。
しかし、何度も読むに値する内容であると思う。

大江ゆかり氏の絵もかわいらしい。偶然手にして初めて大江さんの書を読んだのですが、この本はわかりやすい文体で切々と訴えてくるような感があり、感動しました。そして子どもの受験問題などで悩んでいる友人にも勧めました。どうして学校にいかねばならないのか。どんな人になりたかったか？自分の「人となり」を考え直し、そして未来に続いていく、自分の子どもたちに何が継承できるのか、考えされられました。自分の勉強する目標がよくわからなくなった学生さんや、子育てにふと不安になった人には心に響く言葉がたくさんあると思います。大江健三郎さんの本を読んだのはこれは初めてだったのですが、とても読みやすい本でした。最初から心に響いてくる文章で、大江さんのやさしさが伝わってくるような感じでした。「なぜ学校に行くのか」とか、なぜ「生きるのか」とか、日頃から心の中でなんとなく疑問に思っていることにも答えが得られて良かったです。とにかく、読んで本当に良かったと思える本です。心が渇いている人に特におすすめです。この本を読んでも、「著者の話」としてしか受け取れなくて自分には生かしにくく思いました。こういった本に慣れていないからかもしれませんが、子ども向きにしては少し難しかったように思います。???「人にはそれぞれ『自分の木』ときめられている樹木が森の高みにある…人の魂は、その「自分の木」の根方から谷間に降りて来て人間としての身体に入る…そして、森のなかに入って、たまたま「自分の木」の下に立っていると、年をとってしまった自分に会うことがある」 ???7、8歳のころ、太平洋戦争の間に祖母からこの話を聞いた著者は、年老いた自分にこう問いかけたいと思った。 ?「――どうして生きてきたのですか？」 ???著者はこの質問に答えるためにずっと小説を書いてきたという。しかし、それから60年近くがたち、「年をとってしまった自分」になってみると、若い人たちに向けて「自分の木」の下で直接話をするように書きたいという気持ちが強くなった。自分の言葉が彼らの胸のうちで新しい命として生き続けられるように――。 ???本書は著者が初めて書いた子ども向けの本である。自伝的要素が強く、不登校、生きる理由と方法、自殺、言葉、戦争、反戦運動、勉強の方法などをテーマに、悩める子どもたちへの真摯（しんし）なメッセージが著者自身の体験と共につづられる。小学校で経験した敗戦、四国の山間で父や母、祖母から伝え聞いた話、勉強に勤しんだ学生時代の思い出の数々、障害を持って生まれた長男の誕生と成長…。大江ゆかりの挿画は玉に傷だが、多くの困難を乗り越えて偉業を達成した著者の言葉は、暗闇に迷い込んだ子どもたちやその親に、希望という一筋の光明を与えるに違いない。（齋藤聡海）
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<title>「自分の木」の下で (朝日文庫)</title>
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<description> 著者は祖母の話「自分の木の根方から谷間に下りて来た魂が人間として身体に入る。死ぬ時にその魂が元の木の内にもどる」を忘れられない。自分が「どうして生きてきたのですか」（過程・理由）の問に対して、これ...</description>
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 著者は祖母の話「自分の木の根方から谷間に下りて来た魂が人間として身体に入る。死ぬ時にその魂が元の木の内にもどる」を忘れられない。自分が「どうして生きてきたのですか」（過程・理由）の問に対して、これまで小説を書いてきたという。漱石が小説『こころ』の中の「記憶して下さい。私はこんな風に生きてきたのです」を引用して、漱石も「自分の木」の下で長い話をするようにして小説を書いてきたのではないかと、自分流に考えているところが面白い（雅）「少し待ってみる」こんな当たり前の言葉が心に染み込みます。これは「子育てと教育の大原則：糸山泰造著」で「人間的な判断力」と書かれていることと同じことなのではないかと思いました。
「少し待ってみる」ことができることが人間の証明なのかもしれません。言葉の使い方・表現は子供向けに書かれてるが、はたして子供に理解できるだろうかというほど内容については深いと感じた。
大江健三郎さんが体験し、感じ、考えたことがわかりやすい言葉で語られているという印象を受けた。
読み手（あるいは聴き手）に対する愛情を感じる。
とりあえず、私はそこに嘘の気配を感じなかった。
自分の感じたことを素直に伝える努力がされている
ぜひ、たくさんの人に読んで欲しい。 著者のあたたかい声が聞こえてきそうな、ゆったりとした話し言葉に近いやさしい言葉で、生きる上での様々な問いへの、思いが語られている。 「自分の木」を持つということや、「二百年の子供」に結実したと思われる著者の生地に伝わる「童子」の話、噂に立ち向かうということなど、示唆に富み、しかも豊かな気持ちになれる。ところどころに挿入されているイラストもいい。文庫という手軽さも、持ち歩いて繰り返し読むにふさわしい。是非、子供にも読ませたい。
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<title>「私」の探求 (21世紀文学の創造 2)</title>
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<title>「私」のいる風景―342のアフォリズム (1982年)</title>
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<title>「私」という白道</title>
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<title>「私」という演算</title>
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 読み終わったときに、「なるほど」と理解できたという実感があったかというと、答えは「なかった」で、読んでみて何かを感じたかというと、答えは「すごく感じた」になります。私にはとても、すべてを理解したとは言えませんが、作者の真摯な姿と同様に、読者の私も自然と真摯に感じようと、時には苦しみ、眉間に皺を寄せたり、笑ったり、はっとさせられたりもしました。 保坂和志さんの書くものは、いつも「うーん。分からん」と思いながらも、深い読書体験をさせてくれる作家の一人です。 これらの文章が「小説なのかどうか」はさておき、この本を読んだことが、ずっとひっかかったり残っていくのだろうと思いました。
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